看護師はやりがいのある仕事です

看護師になった方は、とても充実した生活を送っている方が多いと思います。
その理由は、この仕事はとてもやりがいがあるからです。

仕事をする上でのやりがいというと、結構お給料のことを言う方もいるかもしれませんが、看護師さんのこの仕事についてよかったと思うことというようなアンケートをとると、必ず仕事へのやりがいがランキング1位になります。
もちろん、お給料も女性にしてはたくさん頂いているほうだと思いますが(夜勤手当や休日にも働いたりするので手当て分が上乗せされるからです)それでもやはり仕事へのやりがいがトップなのです。

看護師さんの中には命と直面しながら仕事をしていたり、重い病気とたたかったりしている人と一緒にたたかいながら仕事をしていたり、患者さんの人生そのものと非常に濃いつながりを持っている看護婦さんがたくさんいます。
命というのは、人間にとって一番大切なもの。
そして、助産師はその一番大切な命の誕生の場面に立ち会うことができる、とてもやりがいのある仕事だと思っています。

出産に比べれば

実際に毎日赤ちゃんが病院で生まれています。
正直、無事にうまれたときは感動というよりも安堵の気持ちのほうが大きいのが実際の助産師さんの気持ちではないかなと思います。
出産を経験されたことがある方はわかると思いますが、お母さんにとって出産というのは本当に人生の一大イベントどころの話ではありません。
陣痛が始まってからは死ぬ気で赤ちゃんを産むことになります。

最近思うのですが、出産があんなに大変なのは、お母さんがその後の子育てを「あの出産の痛さに比べたら断然楽チンだわ」と思えるようになっているのかなと思えてなりません。
授乳やら抱っこやらで赤ちゃんがうまれてすぐはお母さんは24時間体制です。
おむつも今でこそ紙おむつでだいぶ楽になったと聞きますが、出産で消耗した体力が回復する前に24時間寝ないで赤ちゃんのお世話をしなくてはいけないのです。
ですから、この子育てを放棄することのないように出産があんなに大変なのかなと思うようになりました。

出産のお手伝い

助産師としてできることは、この大変な出産のお手伝いです。
帝王切開や投薬は医師でないと行うことができないので、あくまで正常分娩のときにのみ赤ちゃんをとりあげることができるのですが、やはり正常分娩といっても色々な困難があります。

赤ちゃんの首にへその緒がまいているような状態になっていたり、頭の向きが少し違っただけでも赤ちゃんは出てくることができません。
その判断をして医師につなぐことも一つですが、助産師としてできるだけのことをします。

もちろん陣痛のときの痛みは想像を絶するものがあるので、少しでもその痛みを軽減できるように背中をさすったり、冬場なんかは湯たんぽをおなかにあててあげるだけでもだいぶ違います。
子宮口が開くように少し手伝ってあげたりというのも助産師の技術ひとつでお母さんも赤ちゃんも楽になりますので、少しでも安全に赤ちゃんを生ませてあげられるように助産師としての経験をつんでいきたいなと思います。