つわりもいろいろ

産婦人科では、母親教室のほかにも、簡単なベビーケアの教室を開いています。
これは近くの助産院から先生を招待して、希望者に有料ではありますが開催しています。

妊娠中のお母さんは精神的にも不安定になってしまったりもするので、こういう講習に積極的に参加することも大切ではないかなと思います。
そこで体を動かすことによって体重を管理することにもつながりますし、精神的にもリフレッシュすることができます。

また、妊婦友達もできるので、そこで愚痴や悩みなんかをはきながら、楽しく妊娠ライフを送ってもらえたらいいなと看護師として思うのです。

私はいつも、助産院からきている先生の補助をします。
補助をしていてだんだん知識もついてきたので、資格を取得するのもいいなと思い始めるようになりました。

例えば、妊産婦の皮膚トラブルもアロマセラピーで解決できたりもします。
妊産婦、特に妊婦さんによくみられる皮膚がかゆいという状態は、時期に応じて様々な原因が考えられるんです。

初期症状として多く現れるつわり。
人によって、その症状は様々あります。
はきづわりといって、食べるものを何でも吐いてしまう方もいらっしゃいます。
反対に、食べづわりは何でもいいから食べていないと気持ちが悪くなってしまうという症状もあります。
そして、すっぱいものが食べたくなる人もいれば、甘いものを食べたくなる人もいるし、
お米がだめになる人もいれば、油っこいものがだめになる人もいます。
このつわりについても原因は医学的にはあまりきちんと解明されていないのです。

アロマテラピーで肌の悩みを解決

つわりで吐いてしまってばかりいると、脱水状態になって皮膚の保湿力が低下してしまうことで、肌のトラブルが起こるとも言われています。

そして、皮下脂肪の少ない妊婦さんの場合は、妊娠中期から後期になるのにつれておなかの皮膚が伸びますが、この表皮の中に進入している神経線維が刺激されてかゆみが伴うとも言われています。

そこで、このアロマテラピーを行うことによって、適度に保湿を行ってあげてかゆみを軽減させてあげることが必要です。
簡単にケアできる専用のクリームも販売されています。

予防もかねて、このアロマテラピーをするというのはとてもいいことではないかなと思います。
基本的には、精油を使います。
例えば、レモンバームのようなかゆみを抑える働きのある物や、保湿のためのアルガンオイルなんかもあります。

アロマテラピーのいいところは、それらの精油をブレンドして使うことができることですよね。

複数の症状がある方は症状に合わせて、精油を用意する必要もありますが、これで色々な症状が抑えられるということになります。

ただ、妊娠中というのは、細かい成分や禁忌もありますので、きちんとした先生の指導が必要なんです。

妊娠中にそれらをマスターすることは不可能ですから、看護師として知識をつけて少しでも患者さんのためになったらいいなと思います。