マタニティーマークとは

マタニティーマークは、妊産婦に対する周囲の理解をより深めてもらうためにつくられたマークです。

厚生労働省は、より安全な妊娠と出産を実現するためにはもっと妊産婦にやさしい職場環境作りをしたり、たばこの受動喫煙をなくすようにしたり、電車やバスなどでの優先席を確保することがより重要だとしていますが、
妊娠初期には妊娠している頃がなかなか周囲の人たちに理解してもらえないという指摘がありました。

そこで「健やか親子21」推進検討会が一般からマークを公募し、約1700点の応募の中から選ばれたのがマタニティーマークです。
このマークは厚生労働省が紹介しているところのほか、様々な場所で配布していますよ。

電車で移動することが多い地域では、主要な路線の鉄道会社の窓口でもらうことができます。
鉄道会社の窓口では、キーホルダータイプのマタニティーマークを無料で配っています。
このマークは手のひらに入るくらいの小さなものとなっており、手軽に持ち運ぶことができますよ。

なお、鉄道会社によってマークを配っている場所が異なりますので、実際にもらいたいときは最寄りの駅で訪ねてみるとよいでしょう。
駅によってはもらうときに母子手帳の提示を求められることもありますね。

全国の自治体でも母子手帳と一緒に配っているところがありますし、自治体によっては母子手帳の交付と一緒にマタニティーマークがもらえることもあります。

この場合のマークは地域によってデザインが異なっています。
ちなみにマタニティーマークには決められたデザインはありませんので、どのような色やデザインのものを使っても大丈夫です。
また自治体によってはマークを配っていないところもありますが、決して妊産婦を軽視しているわけではありませんので誤解しないようにしましょう。

妊娠初期に読みたい雑誌

妊産婦用の雑誌の付録にマタニティーマークがついてくることもあります。

この雑誌は初めて赤ちゃんを産む人を対象に、妊娠とはどのようなものか、妊娠初期に知っておきたい情報や妊娠で母体がどのように変化するのかといったことについて解説されています。

特に妊娠初期の情報で知っておきたいのがつわりなどの情報です。
これを知っていないと様々な面で対応が難しくなるでしょう。
また、マタニティーマークはマークの普及に取り組んでいる団体のサイトでも配っています。

このサイトからプレゼントに応募しますと、マークをもらうことができます。
プレゼントでマークをもらうときは、応募期間やもらえる数に限りがありますので、必ず確かめておくようにしましょう。