スケジュール
病院にもよりますが、多くの看護師というのは「3交代制」という制度で仕事をしています。
日勤、準夜勤、深夜勤という3つに分かれており、どの時間帯に仕事をするのか、ということによって仕事の内容は全く違ってきます。
ここでは、それぞれについてどのようなタイムスケジュールとなっているのか、ということについて簡単に紹介していきます。
細かい点については病院による違いがある、ということはご承知下さい。
まずは日勤の場合です。
日勤は朝の8時から夕方の5時頃までが勤務時間となります。
出勤をしてまず最初に行うのは自分が受け持っている患者さんの情報収集です。
その上で、前日の夜勤の人から申し送り、という情報共有を受けることになります。
何か問題があった場合にはしっかりと伝え、その日の治療に問題が発生しないように注意することになります。
これを元にして看護計画を立て、これをリーダーである看護師に伝えて許可を受けることになります。
場合によっては赤ペンが入ることもあるので、適宜調節していきましょう。
次に行うのは朝の検温です。
自分の受け持っている患者さんの体温を測り、その日の健康状態をチェックします。
さらに、入浴や洗体なども行っていくことになります。
体調によってはスケジュールを変える必要がある可能性もあります。
これらを報告し、問題がなければ午前の仕事は終わり一旦休憩にはいります。
看護師の休憩は12時よりも少し早めに取られる事が多いのが特徴です。
これは12時には入院患者さんに対して食事を配膳する仕事があるためです。
その後食事が終わったら食後薬を配り、カンファレンスなどを行っていくことになります。
最後に、日勤の人から準夜勤の人に向けて申し送りを行います。
準夜勤と深夜勤
準夜勤の人も深夜勤の人も、仕事が申し送りで開始され、申し送りで終了するのは同じです。
この地道な情報共有が医療の質を高めるために非常に重要な役割を持っているわけです。
準夜勤の人はまず最初に夕食の準備を行うことになります。
夕食が終わったら、食後薬を配るのも日勤と同じです。
さらに一旦休憩をはさみ、就寝前に薬が必要な人に対して配布を行います。
消灯を行ったら、後は巡視や記録、さらには点滴の交換などが主な仕事内容となります。
大体午前1時頃に申し送りを行い、深夜勤の人と交代します。
深夜勤の人の仕事は基本的に巡視と点滴交換です。
さらには、ナースコールに対する応対というのも主な仕事の1つということになります。
何事もない場合についてはそれほど行うべき仕事は多くありませんが、なにか問題が発生した場合には非常に慌ただしく動く必要があります。
朝9時頃に申し送りを行い、深夜勤の仕事は終わりとなります。