巨石の刻印

道頓堀のイラスト
大阪の観光スポットの定番としておすすめなのは大阪城です。
大阪城の見どころの一つには石垣がありますが、この石垣には九州や瀬戸内海から船で運んできた石が使われています。

また多くの巨石の数々が存在することでも知られていますが、これらの巨石は大阪城の大手門、桜門、京橋門で見ることができますよ。
巨石の中でも有名なものは、寄進した人物がわかるように印がつけられている、刻印石と呼ばれるものです。
初めて大阪城を訪れる人であれば、天守閣の北の方にある刻印石公園を訪れるとその詳細を知ることができます。
この公園には石に刻まれている刻印がどの大名のものであるかというものが一覧表にしてまとめてあり、その一例となっている刻印石も展示されていますので、まずはここを見てから他の刻印石のある場所を訪れてみましょう。

石垣に使われずに終わってしまった、残念石と呼ばれる石も天守閣の前に展示されています。
刻印石の中には、毛利氏や加藤忠広、細川忠興など、歴史に名を残した人物が寄進した印が刻まれているものもあります。

天守閣

大阪城には明治から太平洋戦争終結まで軍事施設として使われていたため、天守閣の石垣が戦時中の激しい攻撃のためにずれてしまったという歴史もあります。
この城の天守閣のほとんどは城主であった豊臣秀吉にまつわる資料を展示した展示室になっており、豊臣秀吉の生涯についてじっくり見ることができますよ。

展示スペースでの見どころは大阪夏の陣の戦いをミニチュア人形で再現したものや、大阪夏の陣の屏風にある名場面の解説を見ることができるところです。
天守閣の8階には展望台があり、大阪の街の風景を見下ろすこともできます。

大阪歴史博物館も歴史的な展示が多くある観光スポットの一つです。
この博物館が特に力を入れているのが特別展で、国内外の歴史的な展示物の他、大阪の歴史、文化などを紹介したものを主に展示しています。
大阪歴史博物館の常設の展示には、資料や映像などで大阪という都市について知識を深められるものがあります。

定期的に展示物の入れ替えが行われる企画展もこの博物館の見どころの一つです。
堺市には、エジプトのピラミッド、中国の始皇帝陵とともに世界三大墳墓となっている仁徳天皇陵もありますね。
この古墳は鍵穴のような独特の形をしており、周囲は三重の濠がめぐらされています。

近くにある堺市博物館にはこの古墳とピラミッド、始皇帝陵を比較した模型が展示されています。